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  1. 新潟市議会 2022-06-29
    令和 4年 6月29日広域観光交流促進調査特別委員会-06月29日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 4年 6月29日広域観光交流促進調査特別委員会-06月29日-01号令和 4年 6月29日広域観光交流促進調査特別委員会               広域観光交流促進調査特別委員会会議録                令和4年6月29日(6月定例会)                                     議会第2委員会室  令和4年6月29日   午前 9時59分開会              午前10時49分閉会  〇広域観光交流促進調査特別委員会   1 説明     ・南区の交流人口拡大に向けた取組について(南区産業振興課)   2 本日の説明及び現地視察に関する意見交換委員間討議   3 今後の進め方について  〇出席委員   (委 員 長) 佐 藤 耕 一
      (副委員長) 宇 野 耕 哉   (委  員) 阿 部 松 雄  平 松 洋 一  小 野 清一郎  荒 井 宏 幸          土 田 真 清  小 野 照 子  渡 辺 有 子  高 橋 聡 子          志 賀 泰 雄  高 橋 三 義  竹 内   功  〇出席説明員   南区産業振興課長      石 崎   浩  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。    広域観光交流促進調査特別委員長   佐 藤 耕 一 ○佐藤耕一 委員長  ただいまから広域観光交流促進調査特別委員会を開会します。(午前9:59)  本日の欠席はありません。  ここで、市政記者会、新市政記者会及び議会事務局から、今定例会中の当委員会を撮影及び録音したい旨の申出がありますが、これを許可することに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○佐藤耕一 委員長  許可することに決定します。  ここで、本日の委員会進め方についてお諮りします。 初めに、付議事項調査、研究の参考とするため、南区産業振興課から「南区の交流人口拡大に向けた取組について」説明を受け、次にこの説明に関して並びに令和3年12月に新潟古町まちみなと情報館、また令和4年3月にアパホテルリゾート新潟駅前大通にて行った現地視察について委員間討議を行い、最後に今後の委員会進め方等について、御意見があれば発言をお願いしたいと考えたところですが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○佐藤耕一 委員長  そのように行いたいと思います。  本日使用する資料については、事前に配付していますので、御確認願います。  初めに、南区産業振興課から南区の交流人口拡大に向けた取組について説明を受けます。南区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  南区の交流人口拡大に向けた取組について説明します。資料スライド3、南区の現状と課題についてです。南区には農業体験ができるアグリパーク観光農園、一年を通して利用できる施設としてしろね大凧と歴史の館、笹川邸などがあります。また、白根大凧合戦をはじめとした祭りイベントを通じて市内外から集客を図ってきました。しかし、令和2年2月に本市で新型コロナウイルス感染が確認されて以降、こうした祭りイベントのほとんどが中止となり、南区へ人を呼び込む機会が減少している状況です。  次に、スライド4、グラフは、南区内の主な観光施設の入り込み客数推移です。新型コロナウイルス影響令和2年は入り込み客数が著しく減少しました。令和3年はやや持ち直しの傾向が見られます。なお、一番左側の観光農園は南区観光農園協会に加入する5つの農園の合計です。また、一番右側の白根大凧合戦は区を代表する行事ですが、令和2年は中止令和3年は期間を通常の5日間から3日間に短縮し、観覧も事前予約制県内在住者のみに限定した上で開催しました。  次に、スライド5、今年の白根大凧合戦についてです。3年ぶりに通常日程である5日間、今月2日木曜日から6日月曜日まで、事前予約なしで県外からの観覧も可能としました。新型コロナウイルス感染防止のため、入場口では検温と消毒、連絡先を記入してもらい入場者を把握するなど、感染対策を徹底して開催し、最終日は雨で中止となったものの、4日間で計2万人の来場がありました。また、地上からの映像のほか、上空のドローンからの映像も加え、迫力ある映像をユーチューブでライブ配信し、オンラインでも会場の迫力や臨場感を感じていただけるようにしました。ドローンを使った映像が2日間、定点カメラ1台の配信が2日間で、4日間の再生回数は現在3万回を超えており、オンラインを活用してより多くの人へ白根大凧合戦PRできたものと考えています。  次に、スライド6、コロナ禍の中、南区が交流人口拡大に向け、様々な主体と連携しながら取り組んできた内容について説明します。初めに、①、秋は南区!フェスタです。これは、観光農園やしろね大凧と歴史の館、アグリパーク指定管理者などで構成するフルーツフェスタ実行委員会、また商工会、JA、白根凧合戦協会などでつくる風と大地のめぐみ実行委員会などがまとまって実施したものです。特設ページで広報を一本化し、同時期に並行してイベントを開催することで、南区を訪れる動機づけや区内回遊性の向上を図りました。  右上の写真にあるフルーツ畑の朝ごはんは、区内の4つの観光農園アグリパークにおいて、中央区で開業するイタリアンのシェフが作るフルーツを使った朝御飯を食べていただくという企画です。また、食事だけでなく、農園という非日常的な雰囲気を味わっていただこうと企画されました。令和3年10月から11月の土日に各会定員20人で開催し、計58人の参加がありました。  次に、写真下の段の左から3番目の写真凧館ナイトミュージアムは、しろね大凧と歴史の館において令和3年11月の金曜、土曜及び祝日の17時半から20時まで館内のライトアップや灯籠など、光の装飾を施し、ふだんは観覧することができない夜の施設を開放し、407名の方から来場していただきました。さらに、同館において秋祭りと題してファミリーコンサートたこづくり体験などのイベントを開催し、11月の来館者数は前年比で70%増、コロナ禍前の前々年比でも49%増の2,449人となりました。  次に、写真右下笹川邸「和のヒカリ」は、和傘の装飾やプロジェクションマッピング、庭園のライトアップなどを行い、笹川邸に幻想的な空間を演出しました。令和3年10月15日から30日まで開催し、同月の入場者数は1,492人で、前年比168%増、光のイベントを実施した前々年度比とほぼ同じでした。夜間の入場者は900名で、多くの方からこのイベントを楽しんでいただけました。  さらに、個々の施設でのイベントを単体で終わらせず、区内施設を回遊する機会をつくるため、スマホで謎解きスタンプラリーと題し、写真左下スマートフォンQRコードを読み込むデジタルスタンプラリーを行いました。観光農園区内外施設12か所に設置したQRコードを読み取り、南区にまつわるクイズに回答するとスタンプを獲得でき、3つ以上集めて応募した方には抽せんで南区の農産物たこをモチーフにしたグッズなどをプレゼントするという企画です。  そのほか岩室温泉ホテルとコラボレーションし、観光農園で2,000円分のフルーツ狩りやお買物ができる宿泊プランの造成や、南区内飲食店観光施設を紹介するリーフレットの作成、配布を行いました。  次に、スライド、②、まち歩きについてです。南区では、まち歩きガイドの団体と協働してガイド体験する講座の開催、サイン看板の整備、地域歴史を紹介する映像の制作などを行ってきました。現在は白根、月潟、新飯田の各地域ガイドが活動していて、まち歩き参加者地域歴史や特徴を分かりやすく説明し、魅力発信しています。資料の右側に紹介映像QRコードを添付しましたので、後ほど御覧ください。  令和3年は、秋のまち歩き企画として6つのコースを企画し、これまで団体それぞれが行っていたまち歩きを区全体でまとめたパンフレットを作成し、一括して交付を行いました。また、申込先を南区観光協会に一本化することで全日程の問合せや申込みに対応できるようにするなど、利便性の向上を図りました。残念ながら2つはコロナ禍影響中止となりましたが、4つのまち歩き企画に計59名と多くの方から参加いただきました。  次に、③、企業×農業についてです。今年度社会貢献活動を行う企業繁忙期に人手が不足する農家とをマッチングする取組を事業化しました。この事業の目的は、企業農作業のお手伝いをしてもらうことで南区の農産物魅力を知っていただき、さらにそれを企業から発信してもらうことで南区のPRにつなげていく、また農家側人手不足解消を図るというものです。さらにはこのように関係人口を増やすことで、交流人口拡大につなげていきたいと考えています。  先週21日には、1つの企業、5名の方が南区の果樹農家ブドウの粒を間引きする摘粒作業をお手伝いしました。参加した企業からは、今後も農作業のお手伝いを継続して参加したい、作業を手伝うことで思い入れができたので、スーパーで南区のフルーツを購入したいという声をいただき、テレビ、新聞でも報道されました。  次に、スライド8、(2)、地域おこし協力隊についてです。本市において、地域おこし協力隊唯一南区で活動しています。協力隊前田隊員は、旅行社でのキャリア経験を生かして観光誘客に取り組む予定でしたが、着任した令和2年から続くコロナ禍影響でリアルでの誘客は難しい状況となりました。その中においても、南区の魅力発信し、今後の誘客につなげるため、オンラインツアーを実施しました。実際の旅行ができなくても、現地に行った気分で特産品を食べることができるというコロナ禍に対応して取り組んだものです。令和2年から令和3年にかけてブドウルレクチエ、生ハムなどをテーマに10回実施し、計393名が参加しました。オンラインツアーでは、申込みの方へ事前フルーツ等特産品を送り、当日は南区の現地オンラインでつないで、生産者と対話したり、ふだんは見ることのできない畑や作業を見学したりすることができます。参加者からは、コロナ禍が終わったらぜひ生産者の人に会いに行きたいとのコメントもいただいています。  令和2年には海外の旅行者向け白根大凧合戦PRするため、旅行者を対象とした白根大凧合戦海外オンラインツアーを行い、コロナ禍でも誘客取組を進めました。  また、初めに申し上げた今年の白根大凧合戦ライブ配信では、白根大凧合戦映像を流すだけではなく、協力隊地域たこを揚げるチーム代表者白根高校凧部高校生をゲストに呼んでインタビューするなど、当日のMCを務め、白根大凧合戦PRを行いました。  次に、南区を巡るツアーの造成について、新型コロナウイルス感染が落ち着いてきた昨今、協力隊員旅行社に働きかけて夏の南区満喫ツアーを造成しました。内容としては、観光農園での桃の収穫と食べ比べ、笹川邸の見学、白根商店街にある料亭での地元食材を使ったランチ、アグリパークでのお土産の購入という内容で、協力隊員が同行して南区を案内し、魅力を存分にお伝えするというものです。気軽に参加できるよう平日5時間という短時間の予定で、7月27日水曜日と29日金曜日の催行を予定し、現在旅行社参加者を募集しています。ツアーの実施を通じて、南区の観光コンテンツを活用したマイクロツーリズムのさらなる展開につながることを期待しています。  次に、(3)、南区創生会議は、南区の若手民間事業者が集まり地域活性化に取り組んでおり、令和3年度からは複数あるプロジェクトの一つとして広域観光テーマに市外の温泉地との連携を進めています。現在、弥彦温泉連携し、南区で栽培したバラのはねものを活用したバラの足湯イベントを6月11日から7月3日まで行っています。このような連携を進めていくことで、今後は南区での体験と温泉とのコラボなどを検討し、南区への誘客を図り、区としても情報共有しながら広報、PRなどを協力連携していきたいと考えています。  次に、スライド9、アフターコロナに向けた今後の取組についてです。南区では、コロナ禍でもオンラインによる交流づくりを継続的に行っています。昨年から地域おこし協力隊フェイスブック限定グループを使いオンラインコミュニティーを運営し、自らが仕入れた南区の旬な情報発信や月に1回程度オンライン交流会などを行っています。本日時点で114人が加入し、地域おこし協力隊からの一方的な情報発信ではなく、オンライン参加者同士がコメントしたり、情報発信を行ったりするなど、双方向の交流を行っています。  この交流きっかけに、南区へ行ってみたいというコミュニティー参加者を募り、少人数の南区ツアーを計9回実施し、11名の方が参加しました。参加者からは、南区でどこを回っていいか分からないので、具体的に回れるルートを知れたらまた遊びに来たい、南区の食や果樹が魅力的なので、それが体験できる機会があると面白いなどの感想をいただきました。今後もこのような実際に南区に訪れた方からの意見を参考にしながら、マイクロツーリズムコンテンツルート旅行社へ紹介、提案するなど、取り組んでいきたいと考えています。  次に、ハワイとの交流についてです。平成30年に東京での南区物産展において、たまたま立ち寄ったハワイの方に南区を紹介したことをきっかけハワイの方との交流が始まり、現在では白根高校ハワイ私立学校アイランド・パシフィック・アカデミー通称IPA交流を行っています。区役所地域おこし協力隊連携し、白根高校凧部の生徒が今年の3月から3回程度IPAの中学生、高校生で日本語を学んでいる生徒30名にオンライン画面越しに和だこの作り方を説明しながら、一緒に和だこ作成を行う取組を行いました。このような交流により、IPA学校長からは今後教育旅行の一環として南区を訪れたいという意向も伺っています。  さらに、インバウンド獲得に向けて、観光推進課が実施するオンラインでの対話向けPRイベントにも令和2年、令和3年と参加し、南区のルレクチエなどのフルーツ白根大凧合戦を紹介し、たこ色塗り体験ワークショップなどを実施しました。今後も本庁連携し、PRしていきたいと思います。  南区では、これまでコロナ禍の中、オンラインを中心とした交流発信を行ってきました。現在、国内外への移動も徐々に活発になってきていることから、今後はこれまでの取組により得たつながりを生かし、関係人口交流人口拡大に向けて取り組んでいきたいと思います。 ○佐藤耕一 委員長  ただいまの説明にお聞きすることはありませんか。 ◆荒井宏幸 委員  スライド4の入り込み客数推移数字について詳しく聞きたいところがあり、アグリパークの入り込み客数は、小学生の体験学習の人数もここに入っていますか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  入っています。 ◆荒井宏幸 委員  大体何割ぐらいを占めていますか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  アグリパークの入り込み客数ですが、3分の2が直売所お客さん、3分の1が体験や宿泊のお客さんになると聞いています。 ◆荒井宏幸 委員  次に、白根大凧合戦推移について、コロナ禍前の数字ですが、ほかのところが多分1年かけてこの数字になるのを5日間でこれだけの数字になるのはすごいことだと思います。この数字市内外の割合と県内外の割合が分かれば教えてもらえますか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  そこまでは把握していません。 ◆荒井宏幸 委員  分かりました。こう見ると本当にアグリパーク観光農園の力がすごく大きいことは分かりますが、残念ながらしろね大凧と歴史の館がコロナ禍前でもこれらのほかのところと比べると1割程度と非常に残念な気持ちがあります。特に10分間の3D映像を見ると、本当に白根大凧合戦にかける背景、地域の方の思い、たこが出来上がるまでのことなど、本番を見ずにはいられない気持ちになるので、ぜひともしろね大凧と歴史の館の入り込み客数を増やすところを、白根大凧合戦は5日間しかやっていないですが、この館は1年間やっているので、1年間かけてそこに来た人たちがここに来ると本番にまた行きたいという気持ちにつながっていくのではないかと思っています。  こういった観光農園はすばらしいですが、先ほど市内外県内外を聞いたのは、特に遠くから来るお客さんはパッケージツアーで来るパターンが多いと思います。何とかこの辺の観光農園との抱き合わせにして2か所を回ってもらうといったことをやると効果があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  おっしゃるとおり、ほかの施設とも組み合わせながら、このしろね大凧と歴史の館へも何とか誘客できるようなルートイベントにも今後取り組んでいきたいと思います。 ◆荒井宏幸 委員  今回、にいがた2kmでデジタル田園都市国家構想の予算でVRを使った取組やDXのそのような取組があります。今度はぜひそういった国の予算も活用しながら、にいがた2kmから8区にといった動きをやっていく中で、しろね大凧と歴史の館の3D映像も今本当に内容がすばらしいので、さらにインパクトのあるバーチャルリアリティーをやって、この施設自体魅力を上げていくことも一つの効果的な方法だと思いますが、今後の取組についてはいかがでしょうか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  南区の自治協議会でもこの館についてもっと魅力的にしたいということで、例えばホールの改装も議論に上がっていますので、またにいがた2kmも含めて今後何か誘客につながるようなことも考えていければと思います。 ◆荒井宏幸 委員  ぜひ期待したいと思います。スライド5に出ている区長のすばらしい姿がありますが、南区生まれ、南区育ちの区長が、任期も最長3年ぐらいだと思いますので、活躍も今後期待したいと思います。 ◆土田真清 委員  とてもいい取組を継続してやっていてすばらしいと思います。この中で今年度から始めた企業農業のコラボレーションの部分ですが、基本的に市内企業ということでしたが、具体的にもしお名前が挙げられるようであればどういう企業とタッグを組んでいるのか教えていただきたいと思います。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  6月11日にコメリさんがお手伝いし、先ほど説明したのが6月21日のダイナムさん、パチンコ屋さんがお手伝いしたということです。 ◆土田真清 委員  基本的に南区内企業にお声かけをしたという感じですか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  声かけは、南区内企業もそうですが、それ以外にも例えば東京の会社で本市に関わりがある会社にもしています。 ◆土田真清 委員  先般の一般質問でも我が会派の保苅議員がこういう提案もしていたかと思いますが、どちらもすばらしい体験になると思います。農家にとっても、企業のCSRの部分についても非常にいい取組だと思うので、南区のノウハウをぜひほかの区にも転用してもらえるような仕組みができるといいと思います。昨年度も後継者育成部分でいろいろと先進的な取組を南区は始めていると思うので、そういうノウハウの蓄積をぜひ全市的に展開してもらえるとありがたいと思いますが、いかがですか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  ほかの区についても、こういった南区の取組については情報共有していき、本庁とどのようなことが連携できるかまた相談していきたいと思います。 ◆土田真清 委員  最後にしますが、核心的な部分です。結局連携をどう図っていくかという司令塔の部分です。南区が非常に頑張っているのはよく理解しており、応援もしていきますが、各区が頑張っているものをどうまとめて、どう発信するかは本庁役割にはなるかと思います。そこら辺の連携役割分担が端から見ているとうまくいっているのかどうか見えない部分があり、観光一つの軸とした中で本庁各区役割分担連携部分は今どういう状況ですか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  南区のイベント、例えば、白根大凧合戦などについては、本庁マターというよりもやはり身近な区役所がやっていかなければいけないものであると思います。ただ、これらのPR誘客については本庁でもやってもらい、市全体として何かツアーといったことを組み込む際には南区のコンテンツも含めてもらいたいと思います。役割分担としては今本庁との連携では年に1回程度意見交換しています。各区連携、調整を図ってもらえればと思っています。 ◆宇野耕哉 委員  今の関連ですが、白根大凧合戦であれば今お話があったように南区が主体になってやっています。にいつ夏まつりであれば秋葉区が中心になってやっています。新潟まつりになると中央区ではなく、本庁がやっているというこの辺の区別がはっきりしていなくて、白根大凧合戦はすごく大きなイベントで、当然全国発信できるようなイベントだと思います。何か区でやるべきものと本庁で全市的にやるものをしっかり区別していかなければいけないのではないかと前から思っていたのですが、区としてなかなか言いづらい部分もあると思いますが、その辺の区別はどう考えていますか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  白根大凧合戦に関しては、先ほど申し上げたように、白根大凧合戦期間中だけではなく、年間を通して様々な準備作業や、たこチームをサポートしていくといった役割があるので、これはやはり身近な区がやっていかなければいけないものであると思います。ほかの祭りイベントについては全部を把握しているわけではないですが、区がやるものと本庁がやるものとをどう区別し、どう分担していくかという考えは今持っていないです。 ◆宇野耕哉 委員  これまた言いづらいかもしれないですが、当然地域密着イベントだと思うので、ただ本庁としてこの部分本庁が担ってもらえると区としてやりやすいとか、あるいは地元の皆さんがやりやすいみたいな部分はありますか。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  やはり先ほども申したように、市内外へのPR本庁でも一緒に取り組んでいただければと思います。 ◆小野清一郎 委員  それこそ今ほどインバウンドの話も出ましたが、観光農園では新たな取組をしようというところがある中で、市内だけでなく、区としての支援やインバウンドに対しても区として何か考えている支援があれば教えていただきたいと思います。 ◎石崎浩 南区産業振興課長  委員のおっしゃるとおり、観光農園は大きな集客施設です。新しい取組、動きとしてカフェを建設するという話も聞いていますので、区としてもそこへの誘客につながるように、PRもそうですが、イベント等も行いながら、農園とも話をしながら協力していきたいと思います。 ○佐藤耕一 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○佐藤耕一 委員長  以上で、南区産業振興課説明を終わります。  次に、今ほどの南区の交流人口拡大に向けた取組についての説明、並びに先般の現地視察や所見、あるいは今後の本市の施策に関する意見等について皆様から発言をいただきたいと思います。 先般、昨年12月、冒頭申し上げた新潟古町まちみなと情報館まち歩きをして情報館説明を受けたこと、今年3月にアパホテルリゾート新潟駅前大通にて現地視察を行い、説明等を受けました。これらについて皆様から何か御意見等があれば発言をいただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ◆土田真清 委員  昨年の花街のまち歩き、あるいはまた先般この委員会ではありませんが、歴史と文化のまちづくり研究会白根まち歩きなど、いろいろと体験しています。その中で各地にはすごく魅力あふれるところがたくさんあるという実感があります。先ほども申し上げましたが、それをいかに外に向かって発信していくかというところが一番大事だという感じがしました。  今回特に、先ほど荒井宏幸委員もお話があったとおり、にいがた2kmの関係でいろいろな取組が今後8区との連携部分で出てくるかと思いますので、観光というものを一つの軸とした連携も非常に大切な部分になってくるのではないかと感じました。そこにぜひにいがた2kmプラス8区の連携観光歴史文化、そういうものを一つベクトルとして付け加えていく必要があると感じました。 ◆渡辺有子 委員  ほとんど記憶から遠ざかっていますが、情報館での説明が非常に何か走り走りで時間が短くて印象に残らなかったのが少し残念だったと思っています。それと、地元感がない感じがしました。  まち歩きで案内していただいた内容はよかったと思いますが、一連の何か一体感というか、そこの地域人たちがいろんな形で、何らかの形で参加をして、来られた方を迎えているという雰囲気や連帯感みたいなものがないなと。あの日だから開いていなかったのか分かりませんが、見に行ったところ以外はほとんど閑散としている状況でした。だから、そういったものはこれからまた地元の皆さん方がいろいろ工夫しながらやっていくとは思いますが、何かもう一度行ってみたい、訪れてみたいというところは、そういう仕掛けがされていると思います。だから、つい最近も住んでよし、訪れてよしということで盛んに言われていて、これはもう大分前から観光政策の中で言われていることですが、そこに住んでいる人たちが自分たちの歴史とか地域をよく知っていて、みんなに知ってほしいという気持ちづくりみたいなものをやっていく必要があると思います。  それと、先ほどもいろんな意見が出ていましたが、やはり他の地域との連携はそれによってお互いの地域をお互いが知る、そして外にもアピールしていき、新潟市全体のものになっていくことにつながっていくような取組も必要だと思いました。 ○佐藤耕一 委員長  まち歩きにしても、それからアパホテルリゾート新潟駅前大通施設見学にしてもコロナ禍の中で思うように我々活動もできなかったわけです。その中においても今後の参考になればということで現地視察をしたという経緯もありました。 ◆小野照子 委員  荒井委員も言ったように、10分間のDVD、非常に私も感動しました。最近、私も全国町並み保存連盟の件でまち歩きをして、夜の交流会のときに新潟古町芸妓PR映像「しきさい」という古町芸妓さんの20分ほどあるビデオを見ました。はっきり申し上げられないですが、そんなに感動しない内容、レベルで、非常にもったいないと思いました。発信する力はこれから本当に大事で、コロナ禍でこれだけオンライン配信がたくさん出ている中で、県外の方が配信した動画を見て、行ってみたいと思うわけで、その魅力コンテンツを作るのであればしっかりしたレベルの高い映像をお金もかけて作っていくべきだと思っています。 ◆宇野耕哉 委員  これからまたインバウンドに本当に期待したいところです。何年か前に宮崎県の日南市に、プロ野球の広島カープのキャンプぐらいしか私も記憶にないですが、正直日南市はそんなに大きな都市でもなく、何か目玉があるような都市でもないにもかかわらず、年間に物すごい数のクルーズ船の停泊があるということで、聞いたらとにかく外国人が喜びそうなところを2点、3点ピックアップして、2時間あったらここへ行けます、3時間あったらここに行けますというのを全てパッケージにして、先方の旅行会社に提案しているそうです。  なので、新潟もそういった何時間あったら、例えば白根へ行きフルーツ狩りをして、しろね大凧と歴史の館も行けますというパッケージを作っていくのもいいのかなと。日南市へ行ったとき正直日本人でもあまり訪れないだろうという神社やお寺をパッケージに入れ、最後に家電量販店という3か所であれば日本人は誰も行かないだろうというところが結構喜ばれていました。PRの仕方によっては外国人が来るのですよというものを教えていただいたので、そこと比べれば新潟はたくさんいい場所もあると思います。それをパッケージにして、それこそ今ビデオや動画という話もありましたが、2時間あればこういういいところに行けますというものが十分PRできると思うので、そういう発信に努めていただきたいと思っています。 ○佐藤耕一 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○佐藤耕一 委員長  意見をたくさん出していただきました。ただいま出された意見を踏まえて、委員間討議を行いたいと思いますが、皆さんから御意見をお願いします。いかがでしょうか。                    (な  し) ○佐藤耕一 委員長  以上で委員間討議を終わります。  次に、今後の委員会進め方、次回以降の調査事項について、御意見があればお願いします。 ◆宇野耕哉 委員  これからのインバウンドも含めてですが、観光で今新潟県の一番話題になっているのが佐渡の世界遺産登録だと思い、当然登録してくれるものだと信じています。他都市の事例で世界遺産に登録されるとこう変わっていくというのをやっていくといいのではないかということを、この前委員長と話をしていました。 ○佐藤耕一 委員長  佐渡が世界遺産登録を目指していて、国内の候補に選ばれたわけです。観光としては旬であり、今宇野耕哉委員長から意見が出ましたが、9月に今言った佐渡の説明を世界遺産登録に向けての取組を外部の有識者を呼んでお話を聞きたいと思いますが、いかがでしょうか。
    荒井宏幸 委員  座学もいいですが、佐渡はいつでも行けるので、例えば宇野副委員長が先ほど言われたように、今まで既に登録された遺産のその後も非常に興味があります。例えば、近場で言えば、白川郷とか物すごくオーバーツーリズムにならないように制限するほどのところがあり、あるいは富岡製糸場は登録された年はばんと伸びましたが、そこから右肩下がりになっています。佐渡の玄関口で、登録になったときには一緒に取り組んでいかなければいけないというところで、そういった先行事例を見るというのも必要ではないかと思っています。  識者を呼ぶということであれば観光政策課もいますし、アクアリウム佐渡でふだんからやっている方もすばらしいパワーポイントを持っているので、呼ぶのも結構ですが、併せて行政視察も一つこれから考えていく必要があると思っています。 ○佐藤耕一 委員長  実は佐渡の世界遺産登録に向けての取組を聞いて、その後視察で鉱山遺跡ではアジアで初という島根県大田市の石見銀山を視察しようというイメージをしていました。一応この特別委員会の冒頭に、私は皆さんには具体的なことは書いていないですが、こういう流れのスケジュールを渡してあると思います。コロナ禍で若干工程が前後しましたが、そういう流れに沿って進めているつもりです。という内情を打ち明けた次第ですが、よろしいでしょうか。9月に話を聞いて、日程については多分その後の10月ぐらいになると思っています。荒井宏幸委員の熱心な御意見に触れて思わず、話してしまいました。  そういう流れ、イメージでよろしいでしょうか。9月についての内容は正副委員長に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○佐藤耕一 委員長  以上で本日の日程を終了し、委員会を閉会します。(午前10:49)...